チワワが飼いやすいのは本当か?飼いやすさのポイント6つと注意点!

チワワが飼いやすいのは本当か?飼いやすさのポイント6つと注意点!

コロナ禍でペット需要が増加し、ペットセラピー効果を求める方も多くなっている昨今でチワワのお迎えを検討している方も多いと思います。

一人暮らしで、共働きで、日中仕事に出ていることが多いけれど、チワワを飼っても大丈夫かな?

チワワって飼いやすいって聞くけど、本当に飼いやすいの? 他犬種と比べてどんな部分で飼いやすいの?

この記事では、そんなお悩みを解決するべく、チワワの飼いやすさのポイント6つと、お迎えする前に必ず知っておくべき注意点2つを解説しています。

気になる部分だけでもいいので参考にしていただき、チワワのお迎えを検討する手助けになればと思います。

この記事では、

  • チワワが飼いやすいというのは本当なのか?

  • チワワが飼いやすいと言われるポイント6つ

  • チワワをお迎えする前に必ず知っておくべき注意点2つ

  • ペット飼育経験のなかった筆者が、チワワと6年間生活して感じた本音

を解説しています。

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執筆者プロフィール

なお

  • 病院薬剤師(8年)→薬局薬剤師(1年)→フリーランスとして活動開始

    〈資格〉
    日本化学療法学会 抗菌化学療法認定薬剤師
    日本病院薬剤師会 病院薬学認定薬剤師
    一般社団法人薬学教育協議会 認定実務実習指導薬剤師

  • ペット飼育初心者だったが、2018年にチワワのアルに一目惚れし、お迎え
  • プロフィールの詳細はこちらから
目次

結論:チワワは飼いやすいのか?

早速、結論ですが、

結論

チワワは飼いやすい!!

とはいっても、

『どの部分がチワワは飼いやすいの?』
『それは、あなたの感想ですよね。』

そんな声が聞こえてくるのは、重々承知しております。
それでは次項から、「チワワの飼いやすさのポイント」について詳しく解説していきましょう。「チワワの飼いやすさ」の定義

「チワワの飼いやすさのポイント」を解説する前に、
なにをもって『飼いやすい』と言えるのかということですよね。

しつけのしやすさ? お手入れの簡単さ? かかる費用?
「飼いやすさ」について重視する部分は人それぞれ異なりますよね。

アル

僕を飼う前は、どんなところが「チワワは飼いやすい」って思ってたの?

なお

うーん、そんなに詳しく考えたことなかったなぁ。
大型犬よりお手入れも散歩も楽ってくらいしか考えていなかったよ😅

私のようにお手入れや散歩の面を思い浮かべる方もいれば、もちろんそれ以外の部分を思い浮かべる方も多くいると思います。

そのため、私は「チワワの飼いやすさ」の定義について、決まったものはないと考えています。

次項では、チワワをお迎え検討中のみなさんへ、
「チワワの飼いやすさ」を考える上で大切なポイントを6つ解説していきます。

チワワの飼いやすさのポイント6つ

チワワの飼いやすさのポイント6つ

しつけがしやすく、お留守番が得意

チワワは、賢く、しつけのしやすい犬種と言われています。ただ、賢いがゆえに、しっかりしつけをしないとわがままになったり、飼い主を下に見るような行動を取るようになる場合もあります。

また、チワワはお留守番が得意な一面もあり、安心して快適に過ごせるスペースを作ってあげることで、長時間の留守番でもマイペースに過ごせるのが特徴です。

アル

トイレは失敗しません!
おて、おかわり、待て、ターン、ころ〜ん、なんでもできます!
お留守番も得意だけど、帰ってきたら遊んでね。

〈執筆者の体験談から〉

『しつけ』
初心者の私でも特に苦労した記憶はありません。
トイレのしつけは2〜3週間、その他の一芸は1〜2週間で覚えていましたね。
吠え癖に関しては、インターホンが鳴ったり、訪問者が来た場合にはありますが、しつけによって長時間吠えることはなくなりました。

『お留守番』
仕事で不在の時間は、大人しくお留守番してくれています。ただ、長時間のお留守番はストレスになるため、帰宅後は散歩や室内で遊ぶことを心掛けています。
残業や飲み会が多い方は、ワンちゃんの生活リズムも変わってしまうので注意して下さいね。

運動量が比較的少ない

チワワは、他犬種と比べて運動量が比較的少ないです。
また、大型犬と比較すると力も強くないため、散歩にかかる労力も少なくて済みます。

具体的にチワワの散歩時間は、1回15分〜30分を1日1回〜2回が適切と言われています。
逆に長時間の散歩は、関節や骨が弱いチワワにとって負担になるため、避けるようにしましょう。

〈執筆者の体験談から〉

私は、平日仕事が終わってから1日1回30分の散歩をするように心掛けています。
ただ、悪天候の日や大雪で足元に負荷が掛かりそうな時は、室内で遊ばせるようにしています。

お手入れが簡単

チワワのお手入れは、他犬種と比較して簡単な方だと言われています。

〈チワワに必要なお手入れと頻度〉

  • お風呂、乾燥  →  月1〜2回程度
  • ブラッシング  →  毎日
  • 歯磨き     →  毎日
  • 足裏ケア    →  週1回程度
                (肉球の保湿は毎日)
  • 爪切り     →  月1回程度
  • 各種カット   →  1〜2ヵ月に1回程度
  • 肛門腺絞り   →  月1回程度
  • 耳掃除     →  月1〜2回程度

意外と多いなぁ。そう思われた方も多いでしょう。
ただ、実際に自分で手入れが必要な部分は、歯磨き、足裏ケア、ブラッシング(、お風呂、乾燥)くらいです。
その他の部分は、ペット初心者が行うと傷付けてしまう場合もあるので、プロの方に行ってもらいましょう。

〈執筆者の体験談から〉

私が実際に自分で行っているのは、歯磨き、足裏ケア、ブラッシング、お風呂、乾燥になります。
この中で、お風呂後の乾燥がとても時間がかかって面倒くさい…でもなんと、超小型犬の場合は、ドライヤーハウスなるものがあります!
ハウスの中に入るだけで自動で乾燥してくれる神商品ですね(正確には大型犬用もあるみたいですが、価格が高くて手は出せなさそうでした😅)。
その部分でもチワワのお手入れは比較的楽な方なんですよね。

賃貸でも飼いやすい

一軒家の方は問題ないと思いますが、ペット可の賃貸であるのが大きさや体重の制限。
例えば、小型犬2匹までや体重10kgまでといった賃貸の物件は多くあります。
大型犬可の物件を探すとなると、物件のその他に希望する条件にも縛りが付いてしまうでしょう。
賃貸での中型犬以上の多頭飼いは難しいでしょう。

アル

チワワの適正体重は1.5kg〜3kgだから、その部分でも安心だね。

生活にかかる費用が全犬種中、最も安い

ワンちゃんをお迎えする上で、必ず頭を悩ませるのが費用面ですよね。チワワだと生活にかかる費用が全犬種中最も安いのが特徴です。

〈大型犬と比較して費用が安く済むもの〉

  • ドッグフード、おやつ
  • ゲージやペットシーツなどのペット用品
  • シャンプー、リンスなどの消耗品
  • カットなどのペットサロン代
  • ペット保険料
  • 去勢手術代
  • 治療費用
  • ペットホテル代

挙げてみるとキリが無いですね。
チワワは超小型犬に区分され、かかる費用の多くが最安になっています。
保険料に関しては、契約内容や通院状況にもよりますが、基本的には超小型犬が最も安く設定されています。

〈執筆者の体験談から〉

私が、アルを迎えた時にかかったおおよその費用は以下の通りです。

初期費用:¥367,159
+α(あれば快適に生活ができる)費用 :¥118,800
月間費用:¥17,556
年間費用:¥241,641


チワワの価格は、その時の相場によって変わってきます。また、私はペット用品を品質優先に選んだため、通常より初期費用が高くなっています。

チワワの飼育にかかる詳細な費用の内訳はこちらの記事を参考にして下さい。

旅行へ行く際にも候補が多い

ワンちゃんを飼ったら、一緒に遊びに行ってたくさん思い出を作りたいですよね。
だけど、行き先の候補が絞られてしまうのはちょっと…
実際、ペットを飼ってることで、行き先が狭まってしまうことは事実としてあります。
ただ、その中でもチワワが、旅行先の候補が多いこともまた事実です。

場所によっては、「小型犬のみ」「体重10kgまで」などの条件があります。
そのため、チワワは中型犬や大型犬よりも条件をクリアできる場合が多いです。
また、地下鉄で移動する際に条件を満たすことで一緒に乗車することが可能です。
※例:ゲージにちゃんと入った状態(顔が出ていなく、外から見えない状態)。詳細は、各地方の鉄道会社のHPを参照して下さい。

〈とある温泉の宿泊条件〉

  • 小型犬もしくは中型犬でゲージに入る10kgまでのワンちゃん2匹まで
  • トイレのしつけ済
  • 1年以内の予防接種(狂犬病、混合ワクチン) ※接種証明書持参


〈とあるボールパークの利用条件〉
以下に該当する場合はご利用頂けません。

  • 体重10kg以上の場合
  • 当日、体調がすぐれない場合
  • 予防接種(狂犬病および5種以上の混合ワクチン)を1年以内に受けていない場合
  • 特定犬種の場合(交配種、雑種も利用制限を行う場合があります)

つまり、条件としては、以下のような場合が多いことがわかります。

〈宿泊施設やレジャー施設の利用条件例〉

  • 小型犬または中型犬
  • 体重10kgまで
  • 1年以内に予防接種を行っていること
  • しつけがしっかりされていること

北海道でオススメの温泉宿についての詳細はこちらにまとめています。

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チワワを飼う上での注意点2つ

チワワを飼う上での注意点2つ

これまでは、チワワの飼いやすさに注目して解説してきましたが、逆に注意点もあります。
飼う上で必ず覚えておいて欲しいポイントなので、2つだけ解説させて下さい。

かかりやすい病気を把握しておく

チワワは、病気も多い犬種であります。
健康的に長く一緒に過ごして欲しいので、必ずかかりやすい病気は把握しておきましょう。
把握しておくだけで予防にも繋がるため、参考にしてみて下さいね。

チワワのかかりやすい病気〉

  • 膝蓋骨脱臼
  • 水頭症
  • 尿路結石症
  • 低血糖症
  • 気管虚脱
  • 僧帽弁閉鎖不全症
  • 角膜炎

チワワは、骨が細く、関節が弱い、眼が大きいなどの特徴から上記のような病気が多いですね。

  • 散歩時に関節に負荷の掛かる場所には行かない
  • 眼球を傷付ける可能性のある草むらは避ける

上記の点を注意することで病気の予防にも繋がります。

チワワをお迎えする前に、一度頭の中に入れてみて下さいね。

快適な室温、湿度が保てるように準備をする

チワワは、寒さに弱い犬種で、気温差で体調を崩してしまうこともあります。
適正な室温は25℃前後、湿度は50%前後と言われており、生活していく上で、温度・湿度管理が大切になっていきます。

夏はクーラーと除湿器、冬は暖房と加湿器で対策してあげましょう。ただ、冬の暖房費は高くて、つけっぱなしだと気になる方もいますよね。
私は、以下のように対策しています。

〈執筆者の体験談から〉

うちのアルくんは、寒さに特に弱く、夏でもクーラーを効かせすぎるとブランケットや布団に入ります。そのため、適温より若干高めに温度は設定しています。

【夏】
最高気温が26〜27℃の時は、窓を開けて風通しを良くするように心掛けています。
最高気温がそれ以上の日は、26〜27℃になるようにクーラーを設定して仕事に行っています。

【冬】
エアコンと暖かい布団を使用して、寒くならないように対策しています。また、加湿器も併用し、乾燥しないように保っています。

私の家では、SwitchBotを利用して気温が上がりすぎるとクーラーが、下がりすぎると暖房が起動するよう設定されています。そのようなスマート家電を利用した環境作りもおすすめですよ。  

私が実践している寒さ対策の詳細はこちらの記事で紹介しています。

ペット飼育経験のなかった筆者が、チワワと6年間生活して感じた本音

チワワとの生活

私は、チワワのアルに一目惚れしてお迎えしました。
正直、ワンちゃんに対する知識もなく飼い始め、そこから知識も付けていきました。
しつけに対しては、色々試して実践もしました。

そんな私がチワワと6年間生活して、飼う上で大切だと思ったことは、

愛犬の気持ちに寄り添ったしつけをする

これだけです。
あなたが嫌だと思うことは愛犬も嫌だし、あなたが嬉しいと思うことは愛犬も嬉しいはずです。
マズルを掴んだり、暴力的なしつけはもってのほか!
言葉は通じなくても、飼い主の感情は読み取っているので、愛情をかけて育てていくことが大切です。

また、小さい頃からたくさんの人や犬に慣れさせて社会性を身につけさせることは大切だなと感じました。
それが、大きくなってからの噛み癖や吠え癖にも影響を与える一因になっていると思います。

まとめ

それでは、最後にまとめです。

結論

チワワは飼いやすい!!

〈チワワを飼う上でのメリット〉

  • しつけやお手入れが簡単で初心者向き。

  • 運動量も少なく、共働きや一人暮らしでも飼いやすい。

  • 生活面(費用や住居選択、旅行先など)を考えても選択肢が広がりやすい。

  • なにより癒される。

〈チワワを飼う上でのデメリット〉

  • 特になし

強いて言うならば…

  • 寒さに弱く、寒冷地域での対策は必須!

  • 費用は安いが、それなりにはかかる。

我が家のアルくんにもらっている癒しや思い出と比較すると、飼ったことでのマイナス点は特にありません。
ただ、命を預かることになるので、その覚悟だけは持って飼うようにしましょうね。

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